「記者の視点」~下値リスク警戒も中小型で値幅狙い

記者の視点|企業速報 証券市場新聞

前週末17日の日経平均は100円安と続落、週初は米国株高と円安に支えられ、上値を試す堅調な展開だったが、戻り待ちの売りに押され、週後半は軟調に推移した。東芝問題も投資家心理を冷やしたようで主力株が失速。やはり、累計出来高の多い1万9500円台は大きな壁なのだろう。上値のフシを目前に押し返されており、1万9500円は心理的なハードルにもなってしまった。業業績の改善とトランプ新政権の政策への期待が下値を支えているとは言え、主力株の上値は重い。フシ目で跳ね返された以上、一旦は下値を試す展開を覚悟せざるを得ないだろう。

一方でジャスダック平均と2部指数が新値、マザーズも底堅く、主力株から中小型株への資金シフトが続いている。当面はキャッシュポジションを高めて下値リスクに備える必要はあるが、人気化している中小型株のなかに大幅高に進む銘柄が出てくると見ている。

ヨコオ(6800)は自動運転で業容変貌期待強く、押し目待ちに押し目なし。ローツェ(6323)は新値更新後も底堅く、Vテクノロジー(7717)は25日移動平均下値に切り返しへ。安川電機(6506)は上場来高値圏ながら下値切り上げ続き、ナカヨ(6715)の緩んだところを狙っていきたい。

株山券壱

 

 

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