4万5000円を意識した動き【記者の視点】

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ETF売却方針も戻す

9月第3週の東京市場はFOMCが無事通過したことでニューヨーク市場の最高値更新とともに日経平均は18日に終値で4万5600円を突破し最高値を更新。その翌日は日銀金融政策決定会合で株式市場の安定化を目的に購入してきたETF=上場投資信託の売却が決まったことで、後場になると4万4500円を割れる場面があったが、大引けでは4万5000円を維持して引けた。

強さを印象付ける

日銀金融政策決定会合での現状維持は想定内で、ETFの出口戦略もかねてより市場では予測されていたが、実際に発表されると株価が高値圏だったということもありアルゴ売買が過剰反応し、これに利益確定売りが重なり売りが売りを呼ぶ展開になった。ただ、その後は急速に戻して9月のSQ値4万5015円28銭を超えて引けたことを見ると東京市場の強さを印象付ける結果になった。

米国はフェデックスやアップル高が支援

ニューヨーク市場ではオラクルの強気の設備投資に続きエヌビディアによるインテルへの出資がハイテク株を更に勢い付かせる結果になった。週末19日は物流大手フェデックスが市場予想を上回る決算を発表し、JPモルガンによる目標株価引き上げでアップルが買われたことを受けて3指数揃って上昇して引けている。ナイトセッションの225先物も4万5000円台を維持して引けており、週明けは上値が重くなりつつも押し目買い意欲が強い展開が続きそうだ。

トヨタの「ウーブン・シティ」がオープン

今週は23日が秋分の日の祝日であることから22日は積極的な売買は手控えられそうだ。その23日は自民党の総裁選告示日であり、その後は総裁候補者らによる政策がマーケットでも話題になろう。25日にはトヨタ自動車(7203)の実証都市「ウーブン・シティ」がオープンし、AIロボティクスなどの最先端の取り組みで関連銘柄が注目されることになりそうだ。米国では23日に9月米・製造業PMIなどの発表があるが、株価の急変をもたらすものではなく、堅調な動きが続きそうだ。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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