3日には上げ幅を拡げる
9月最終週から10月第1週にかけての東京市場は日経平均が1日までで4日続落で調整色を強めていたが、ニューヨーク市場でエヌビディアやSOX指数が最高値を付けると再び半導体関連の主力が買われ週末の3日には終値ベースでの最高値を更新した。
この数か月間で4万5000円台まで一気に駆け上がってきたことから4万4000円に接近すればリスク回避の売りは増えるが、ニューヨーク市場でハイテクが強さを見せるとアドバンテスト(6857)やディスコ(6146)などがすかさず買い戻しの動きとなった。指数の下落過程で積みあがっていたコールの売りがSQ接近とともに買い戻しになると1カ月前と同様に3日には上げ幅を拡げる動きになった。上昇銘柄が半導体に限定されているなど歪な動きを懸念する向きもあるが、現在のマーケットは指数が上げる動きを直視するしかなさそうだ。
FRBの追加利下げ観測が強まる
週末3日のニューヨーク市場でダウは238.56ドル高と4日連続で最高値を更新したが、らナスダックは0.28%安と小幅に反落して引けている。供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合指数では、雇用指数は景況拡大・悪化の分かれ目となる50を4カ月連続で下回り、労働市場の軟化が改めて示唆されたことで、FRBの追加利下げ観測がさらに強まった。
高市関連銘柄は?
ダウの高値を受けてナイトセッションの225先物は4600円台で引けているが、4日に行われた自民党の総裁選では高市早苗氏が総裁選に選出された。これを好感して週明けは4万6000円台乗せから一段高でのスタートとなる可能性ありそうだ。高市関連では防衛安保で日本アビオニクス(6946)やNEC(6701)など。核融合発電関連で助川電気工業(7717)、浜松ホトニクス(6965)などが再度注目されそうだ。急ピッチな上げから高値警戒は高まることになるが、行き着くところまでこの流れに付き合うしかない。


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