二転三転するイラン情勢【記者の視点】

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史上最高値を更新

4月第3週の東京市場は米国とイランの戦闘終結に向けた協議の進展期待からニューヨーク市場では15日までで11日連続で史上最高値を更新、これに歩調を合わせる形で日経平均は16日に前日比1384円高の5万9518円34銭と史上最高値を更新した。

開放発言から再び閉鎖

米国とイランの停戦を受けてWTI原油先物は1バレル100ドルを割っていたが、2度目の停戦協議が伝えられると90ドルを割れとなり、17日引け後には停戦期間の限定ながらイランのアラグチ外相が「残りの停戦期間はホルムズ海峡を完全に開放する」と宣言。これによりWTI原油先物は81ドル台にまで急落し、週末のニューヨーク市場はダウで1000ドル高まで急騰しているが、その後はイランの軍事当局が、原油輸送の要衝ホルムズ海峡について、「以前の状態に戻り、厳格な管理・統制下に置かれた」と表明している。

AI関連物色は広がりを見せる

このような中でINPEX(1605)など原油関連が値を下げる一方で指数を大きく押し上げたのはAIに絡むテック関連株。昨年末に8000円台だったキオクシアホールディングス(285A)は日経平均採用銘柄になると上げが加速し、3万6870円の高値を付ける場面があった。同社株が利益確定に調整するとAIサーバー向けコンデンサで太陽誘電(6976)や村田製作所(6981)が急伸しており、AI関連物色は広がりを見せてきている感じもする。

有力企業が続々決算

17日にNYが急伸、日経平均先物もナイトセッションで6万円に乗せる場面があったが、イラン当局の発言が二転三転しており、これをに週明けのマーケットがどう反応するか見極めたい。
今週は米国で21日にGE、ユナイテッドヘルス、22日にボーイング、IBM、テスラ、23日にアメックスなど続々と決算発表が控える。国内でも22日にデイスコ(6146)、23日にキャノン(7751)、24日にキーエンス(6861)、ファナック(6954)などが控えており、これた銘柄の27年3月期予想を確認しておきたいところだ。
決算シーズン手前では中小型の材料系物色も活発になるかも知れない。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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