ハイパースケーラーへの不安
先週の東京市場は、日経平均で6万7500円台まで戻す場面があったものの、週末の24日には再びAI半導体を中心に下値模索となった。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が23日、サウジアラビアに対する海上封鎖の一環として、2隻のサウジ石油タンカーを紅海で攻撃したと発表したことでホルムズ海峡の代替として機能していた航路でも不安が高まりWTI原油先物が90ドル台まで急騰。地政学リスクが高まる一方で、決算発表では大幅増益を発表したアルファベットでは積極的な設備投資が過剰と判断され急落し、ハイパースケーラーへの不安が日本のAI半導体の売りに波及している。
大幅増益は織り込み済み?
AI半導体関連企業の先陣をきって発表したディスコ(6146)は未定としていた27年3月期の第2四半期累計(4~9月)予想を連結営業利益で前年同期比33.0%増の1049億円を見込んでいると発表したが、この大幅増益でも物足りないとして24日は12%を超える大幅下落となった。今週は29日のアドバンテスト(6857)などAI半導体の主力が続々と第1四半期決算を発表するものの、大幅増益は織り込み済みと見られることから、これら企業の株価が波乱の動きとなれば日経平均は先物主導で6万円台前半へとオーバーシュートする可能性もありそうだ。
FOMCと日銀会合
決算発表以外では28日からFOMCが開催され29日にはウォーシュFRB議長の会見が予定され、30日からは日銀金融政策決定会合が始まり、31日に植田総裁の会見が予定されている。インフレ進行からウォーシュFRB議長のタカ派スタンスが確認されれば円安ドル高が更に進行する可能性が高く、利上げに否定的な高市政権を横目で睨みながら植田総裁は厳しい選択を迫られる可能性がある。
決算や日米金融イベントを控えて基本的には突っ込み買いで対処したい。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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