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影響力増す仮想通貨【記者の視点】
この日は日経平均で一時212円超まで下げたが、その後は下げ渋る動きとなった。下げの要因は為替が円高に再度傾いたことに加えて、ビットコインなどの主要通貨やアルトコインが日本時間の16日夜に最大で40%以上暴落した影響があると言われている。今回の仮想通貨暴落の直接的な原因は不明だが、中国政府が、同国のインターネットユーザーによる海外のビットコインコイン取引所へのアクセスを禁止する方向で動いているとか、韓国での仮想通貨規制が依然燻っていることなどが要因として挙げられている。
ビットコインやイーサリアムを含めて仮想通貨全般がバブルとの指摘があるが、昨年末にシカゴでビットコインの先物が上場したばかりだし、仮想通貨の仕組み自体が発展途上であることを考慮すれば、この指摘が正確かは定かではない。ただ、ニュースやCMなどの宣伝で話題となるなかで、短期で大幅な利益を夢見た投資家が、仕組みを理解せずに仮想通貨を購入した影響はあるかも知れない。
株式市場の下落要因に指摘されるほど仮想通貨の存在感が増したことは間違いない。仮想通貨に興味がない投資家も今後、主要仮想通貨の値動きをチェックしてほうが良いだろう。
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