記者の視点|企業速報 証券市場新聞

NYダウは572.46ドルの暴落

 週明け9日の東京市場は続落でのスタートとなりそうだ。トランプ大統領による1000億ドルの対中追加関税検討は、東京市場の立ち合い中にも既に伝わっていたが、その後、中国国務省からも、保護主義に固執するなら断固として反撃するとのコメントを発表。これにより、米中貿易戦争への懸念が更に拡がり、週末6日のニューヨーク市場はダウで一時、767ドル安超まで暴落、大引けでは572.46ドル安となり、主要指数が軒並み2%を超える大幅安となっている。

日経平均は2万1400円台維持できるか?

 ニューヨーク市場と同時に動いている225先物のナイトセッションは2万1410円、CMCも2万1420円、為替はリスク回避で円高となっているが、106円76銭を付けた後は106円91銭まで弱含んでおり、ニューヨーク市場の動きに比べて落ち着ている印象を受ける。2万1400円近辺の25日移動平均線水準を維持すれば、下値抵抗力の強さも逆に確認されることになるだけに朝寄りでの売り一巡後の落ち着き処も確認したい。

SQに絡み先物の動きに注意

 米国の3月の雇用統計は非農業部門雇用者数が6カ月ぶりに低い伸びにどどまったものの失業率は6カ月連続で4.1%を維持しており、サプライズはなかった。ただし、米中貿易戦争が長期化し、中国からの観光客が減少となればトランプ大統領が貿易赤字と豪語している観光収入への影響が懸念されるだけに、好調な米国景気に水を差す論議も高まろう。トランプ大統領の行動に乗じて週末のSQへ向けて先物に絡む荒い値動きも想定されるだけに、指数の日中の値動きには細心の注意を払いたい。




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