記者の視点|企業速報 証券市場新聞

急激な円高の落ち着きを待つ【記者の視点】

 週明け30日の東京市場は3日続落のスタートとなりそうだ。週末20日のニューヨーク市場は3指数とも小幅安で大きな動きはなったが、先のトランプ大統領によるドル高牽制発言を受けて111円30銭台まで急激に円高が進行、これを受けて225先物のナイトセッションは2万2530円で引けており、週明けの日経平均は200円近く下落でスタートする可能がある。トランプ大統領は年内2回の利上げにも懸念を表明しているが、独立性を堅持するFRBに大統領が介入すること自体が疑問であり、2回の利上げペースは不変と見られる。むしろ円高を増長させたのは「日銀が長期金利目標の柔軟化を検討」と報道されたも影響しているとも指摘されている。何れにしても、これまで急ピッチだった円安の反動も表れているだけに、これらの不安要因を織り込み為替の動きが沈静化することが株式市場の下値確認には必要になろう。
 今週からは3月期企業の第1四半期決算発表も本格化する。現行水準が一段の円高にならない限り上方修正期待も高まるだけに企業決算もポイントになる。米中貿易戦争も混沌とした状況であり、トランプ大統領発言による突発的な変動にも注意したい。




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