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落ち着き処を探る【記者の視点】
週明け30日の東京市場は終始重苦しい展開となった。為替についてはトランプ大統領によるドル高牽制発言がキッカケとなり、日銀が長期金利目標やETFなどの資産買い入れを柔軟化するとの報道が円高と日経平均の下落を加速化させた印象が強い。ETFについては日経平均からTOPIX偏重にシフトすると思惑からファーストリテイリング1社で日経平均が大きく下げた感じで、半面で銀行株の買いでTOPIXの下げは軽微になった。ジャスダック平均はプラス引けとなっており、決して日経平均の動きが全般相場を反映している訳ではない。上海は香港ハンセン指数も上昇して引けており、今後本格化する第1四半期決算と日銀会合へ向けて落ち着き処を探る展開と見る。
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