値の荒い展開も落ち着き処を探る【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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ナイトでは2万790円まで急落

 週明け29日の東京市場は落ち着き処を探る展開になりそうだ。
 週末の26日のニューヨーク市場はアマゾンとアルファベットの決算内容を嫌気してダウで一時500ドル超の下げ幅となり、戻す場面もあったが、前日比296.24ドル安で引けた。同時に進行している225先物のナイトセッションもニューヨーク市場の動きを受けて2万790円まで急落、その後は一時2万1400円まで上昇し、日経平均の26日引け値2万1184円60銭を上回る2万1230円で引けている。

キッカケ次第ではリバウンドが期待できる状況

 為替も1ドル111円36銭まで円高が進み、その後は111円89銭まで弱含んだ。値の荒い展開となったが、ニューヨーク市場が売り一巡後に戻しきれていないのに対して225先物が日経平均の26日終値を超える引け値となったことは、売られ過ぎ水準であることが意識されつつあるだろう。週明けは為替動向と中国市場の動き睨みながら引き続き値の荒い展開が予想されるが、過去最高水準のカラ売り比率や25日線との乖離などを考慮すれば、キッカケ次第ではリバウンドが期待できる状況ともいえる。

主要企業の好決算に期待

 週明けも29日にコマツ、30日にソニー、31日に東京エレクなど主要企業の決算が続々と控える。26日引け後には信越化学が業績予想の上方修正と増配を発表しており、主要企業の好決算が続けば業績面で安心感が高まりそうだ。




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