目次
週明けは続落でのスタートか?【記者の視点】
週明け12日の東京市場は続落でのスタートとなりそうだ。中国の10月卸売物価指数(PPI)が9月に比べて悪化したことや原油価格の下落などを嫌気しニューヨーク市場では主要3指数が下落した。ただ、ダウに関しては一時、308ドル超まで下げ幅を拡げた後に201ドル安まで戻して引けているうえ、同時進行のナイトセッションでの225先物も2万2000円まで下落したのちに2万2140円で引けている。ダウに関しては50日線超えまで急ピッチで戻したこともあり、短期的な利益確定売りの範疇ともいえよう。
今週からは米企業の8~10月決算が本格化する。15日にはエヌビディアとウォルマートの決算が発表されるが、先にAMDやTIなどが市場予想に届かず急落し、全般相場に影響を与えた経緯があるだけに警戒感が高まるかも知れない。国内では第2四半期決算が終盤戦で12日は浜松ホトニクスなどが予定される。翌13日はペンス米副大統領が来日、安倍首相との会談が予定されており、通商問題などが議論されるか注視したい。