FRBと大型IPO経て落ち着く展開に期待【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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NYは大幅下落

 週明けの東京市場は軟調なスタートとなりそうだ。14日のニューヨーク市場はアジア市場や欧州市場が下落した地合いを引き継ぎ下落して始まり、ほぼ全面安でダウは一時563ドル安まで急落、496ドル安で引けた。11月の小売売上高や鉱工業生産指数は好内容だったものの、ベビーパウダーにアスベストが混入していた問題でジョンソン・エンド・ジョンソン急落し、決算が嫌気されたコストコ・ホールセールを含めて、個別企業での悪材料が過剰に指数を押し下げたかも知れない。同時進行の225先物のナイトセッションは80円安の2万1220円と、14日の日中取引で先行して下げていたこともあり、下げ幅は軽微だった。

パウエルFRB議長会見の注目

 今週の最大の注目点は18~19日の米FOMC。利上げはほぼ織り込まれており、その後のパウエルFRB議長の会見に関心が集まる。来年の利上げ方針次第では為替を含めて変動する可能性がある。そして19日はいよいよソフトバンク(9434)が上場する。過去の大型IPOに比べて個人投資家のニーズの低さが指摘させていたが、上場後の機関投資家や海外投資家のニーズがどれだけあるかも注目点。
 日経平均は2万1000円台が下値として意識されるが、これらイベント通過から落ち着きを取り戻す展開を期待したい。




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