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ソフトバンクに振り回された一日【記者の視点】
この日は時間外のNYダウ先、香港ハンセンや台湾加権指数が上昇するなかで東京市場だけが売られる印象が強かった。日本は週末から3連休で、明日を含めて5営業日しかないことから、クリスマス休暇を控えた欧米投資家からの手仕舞い売りが出たことに加えて、この日上場したソフトバンク(9434)が公開価格割れの初値形成後も下げ続け1300円割れの安値引けとなったことも影響しているかも知れない。今年の大型IPOで連想されたのが6月公開のメルカリ(4385)。公開価格3000円に対してこの日の引け値が2020円。単純比較はできないが、長期保有しても報われないと感じた公募参戦組が戻らない株価から売り急いだ可能性がある。出来高は2憶7100万株超で、同社株の値動きの悪さに振り回された印象もある。