上海高に比べればもの足りない【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞

上海市場は上げ幅を拡げる

 トランプ米大統領が米中通商協議で「大きな進展」があったとし、3月1日に予定されていた中国製品に対する関税の引き上げを延期すると報じられたことから週明けの上海市場は寄り後から上げ幅を拡げる展開となった。ただ、東京市場は10時47分に2万1590円台まで上昇した後は伸び悩む展開で、指数の動きを見る限りもの足りない雰囲気。

トランプ大統領は妥結を急いでいる

 一部では、構造問題で懸念を示す交渉団を押し切ってトランプ大統領が早期の妥結を急いでいるとの報道もあり、手放しで喜べないとの見方もあり、上値を追う材料がないとの雰囲気もある。
 そのような中で、新規公開の識学(7049)とアンジェス(4563)に人気が集中している雰囲気。明日はリックソフト(4429)が公開予定で、IPOと値動きの軽い中小型物色が続きそうだ。




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