目次
IMFの成長引き下げで明日は反落スタートか?【記者の視点】
週明けのニューヨーク市場はダウが下落でナスダックとS&Pが上昇とまちまちの動きで、手掛かり材料に欠けるなかで、東京市場も膠着感の強い動きとなった。大引けにかけてはプラスに浮上したが、今週はSQ週であるうえ、週末12日に中国3月貿易統計と英国がEU離脱案を承認しない場合の離脱期限を迎えることから、積極的に上値を追えない状況である。
個別でこの日はバイオ関連が再度賑わった。主力株は11日の安川電機(6506)の決算待ちで、為替の動きも方向感に欠けるなかで、テーマ性からも格好の物色対象になっている。一方、新紙幣関連も賑わったが、明日以降は利益確定売り後の動きが注視される。
国際通貨基金(IMF)が2019年の世界経済の成長見通しを従来の3.5%から金融危機以降最低の3.3%へ引き下げたことで警戒感が拡がり、ニューヨーク市場ではダウは続落でスタートしている。225先物のナイトセッションも2万1600円での推移となっており、明日は反落でのスタートが想定される。
コメント