2万500円割れでの寄り付きか?【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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2万500円割れでの寄り付きか?【記者の視点】

 週明け6月3日の東京市場は4営業日続落でのスタートとなりそうだ。週末5月31日のニューヨーク市場は主要3指数が揃って下落し、ダウは354.84ドル安の24815.04ドルで引けている。トランプ政権が、メキシコが不法移民への対策を取らない限り、同国からの輸入品に最大25%まで関税を賦課する方針を表明したことを嫌気、東京市場は既にこの材料で下げていたことから225先物のナイトセッションは90円安の2万450円で引けており、2万500円割れでの寄り付きが想定される。加えて中国政府も米国を念頭に自国企業の利益を阻害する外国企業をリスト化する方針を明らかにしており、トランプ発の貿易戦争は泥沼化している。これまでの市場の期待は6月末のG20での米中首脳会談に向けられていたが、問題が一層膠着化していることから、その期待感が後退している。上海市場や為替の動き次第では2万円割れを意識する場面があるかもしれない。
 米国では、3日にISM製造業景況指数が発表される。昨秋から下落基調が続いており、5月も4月から小幅な改善に留まる予想になっている。弱い経済指標となっても市場で台頭している利下げ観測を後押しすることになり、売り材料にはならないだろう。
 




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