2万1000円台回復を期待【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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メキシコ製品への制裁関税発動停止は好材料

 週明け10日の東京市場は日経平均で2万1000円台回復を期待したい。
 注目されていた5月の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比7.5万人増と予想を大きく下振れたものの、FRBによる利下げ期待が強まりニューヨーク市場では主要3指数が揃って上昇、ダウで263.28ドル超の大幅高となった。225先物のナイトセッションは2万1050円で引けており、10日は2万1000円台を寄り付きで回復することが期待される。これに加えてトランプ大統領は不法移民対策を巡りメキシコと合意し、メキシコ製品への制裁関税発動を無期限で停止すると表明しており、自動車など輸出系はこれを好感する形で見直し買いが入ることが想定される。

次は米中問題

 G20財務相・中央銀行総裁会議が8日から開幕し、次の焦点は米中の貿易摩擦の緩和に向け、各国がどこまで協調して対応する姿勢を示せるかが注目される。これとは別にGoogleがハーウェイが独自OS展開によるセキュリティー上の世界的なリスクに懸念を示したことも報じられている。米中対立によるリスクも論議され始めており、月末の大阪でのG20へ向けて何らからの動きがあれば、買い戻しの動きが更に高まることになりそうだ。




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