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更なる戻りには米中問題の進展必要か?【記者の視点】
週明け10日の東京市場は日経平均で2万1100円台を軽く突破し、25日移動平均線を突破してきた。トランプ大統領は不法移民対策を巡りメキシコと合意し、メキシコ製品への制裁関税発動を無期限で停止すると表明したことで自動車など輸出系に安心感が高まった格好だ。
ただ、ここから2万1500円に向かうとなるとやはり米中問題での何らかの進展が必要になるかも知れない。ハーウェイへの制裁に関しては、Googleがもしハーウェイが独自OSを展開すればセキュリティー上の世界的なリスクに懸念を示したことも報じられている。世界的なハーウェイ排除は長期視野では米国へも脅威となるという訳だが、米国側が制裁を緩めるにしても何らかの中国側の歩み寄りも必要になるだけに、安易に上値は追えない。
大きな波乱はないと思われるが今週は週末に225オプションのSQを迎えることから、先物主導での動きにも引き続き注意を払いたい。
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