FOMCと対中関税公聴会を注視【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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NYは半導体株が売り込まれる

 週明けの東京市場は小動きでのスタートが予想される。週末14日のニューヨーク市場はダウ平均で17.16ドル安、ナスダックで40.47ポイント安で取引を終えており、225さきのナイトセッションは50円安の2万980円で引けている。中国の5月固定資産投資や鉱工業生産が予想を下回る一方、朝方発表された米小売売上高が堅調だったことが下支え要因となったが、ブロードコムなど半導体株が売り込まれたことでナスダック指数の方が下げ幅を拡げている。

2万1000円前後での推移から次の展開待ち

 今週、最大の関心は18~19日に開催されるFOMC。パウエルFRB議長の「景気拡大を持続させるため適切に行動する」という所謂、「パウエルプット」発言で7月FOMCでの利下げ確率が8割超にまで急上昇している。今回は四半期ごとの金融政策見通し(いわゆるドット・チャート)が公表されるが、その内容が市場の期待に反するようだと悲観売りを浴びる可能性もある。加えて17日からは米国で対中関税の公聴会も開催される。トランプ大統領は、G20での米中首脳会談に意欲を示しているが中国側は明言を避けており、公聴会での内容を含めて対中動向も注視されそうで、日経平均は2万1000円前後での推移から次の展開待ちか?




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