売るにも買うにも手掛かり材料不足【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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小動きでのスタートか?

 週明けの東京市場は手掛かり材料難のなか小動きでのスタートが想定される。週末のニューヨーク市場は3指数揃って下落したもののS&P500は取引時間中の最高値を更新している。ペンス米副大統領が中国政策に関する演説を中止したことでG20での米中首脳会談に期待が高まる一方で、イランによる米無人偵察機の撃墜に関して米国で報復への動きが引き続き不安視され上値を抑えられた。為替については1ドル107円トビ台から107円30銭まで弱含んだものの、円高が重石になっており、225先物のナイトセッションは20円安の2万1170円で引けている。

通常国会の会期末とG20

 イベント的には26日に通常国会の会期末、28日からはG20大阪サミットが開催される。国会の会期末にに野党が内閣不信任案の提出に踏み切れば衆院解散が視野に入るものの、現状では衆院解散はないとの見方が支配的。G20は米中首脳会談に関心が集まるが、何らかの進展があれば株価上昇を後押しすることになるが、現時点では様子を見るしかない。
 売るにも買うにも手掛かり材料不足で、為替の動きである程度、指数の動きを左右させよう。物色は値動きの良い中小型株になるが、資金の回転は速く、深追いには注意。




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