目次
反発でのスタートを期待
週明け１日の東京市場は反発でのスタートを期待したい。
Ｇ２０開催中の２９日にトランプ米大統領と中国の習近平国家主席が会談、米国は第４弾の対中追加関税の発動を控えるとともに５月以降停止していた通商協議を再開することで合意。これに加えてＧ２０終了後の記者会見でトランプ大統領はファーウェイへの禁輸措置を事実上解除すると発表した。通商協議再開はマーケットでも事前に期待されいたことから織り込み済だが、ファーウェイの禁輸解除は、期待をしていなかった投資家も多いことから、電子部品を中心にハイテク株には買いざになろう。名実ともに７月相場に入ることも需給面にはプラスになる。
次の関心はＩＳＭ製造業景況指数と雇用統計
イベント的には１日に米６月ＩＳＭ製造業景況指数、５日に同雇用統計等が発表される。ＩＳＭ製造業景況指数は前月の５２．１から悪化、雇用統計は市場予想を大幅に下回った前月からは改善が見込まれるが、月末に開催されるＦＯＭＣでの利下げの判断材料になるなるだけに注視する必要がある。これと連動して為替の動きも影響しそうで、円高が再度進行なら上値を抑えられる可能性があろう。
コメント