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今月のIPOが活況【記者の視点】
この日も小動きに終始した。NYダウが6日ぶりに反落する一方、ナスダックは5日連続の史上最高値更新とまちまちの動きで手掛かり材料難のなかで積極的な売買は手控えられている。外資系ファンドなどの海外資金はクリスマス休暇入りを前に手仕舞いの動きで、主力株は上値を追いにくい。
一方、JTOWER(4485)がストップ高、マクアケ(4479)とフリー(4478)が急騰で最高値を更新し、今月のIPOが活況だ。フリーはクラウド会計ソフトでの知名度、JTOWERは基地局シェアリングという新鮮味のあるビジネス、マクアケはアリババグループとの提携と業態や材料性に魅力があり、需給面での不安がないことが買い材料になっている。目先的には海外発の材料が乏しいなかでは引き続きIPOのセカンダリーなど値動き軽い銘柄に物色が集中しそうだ。
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