TOPIXの出遅れ修正が鍵【記者の視点】

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NYは連続最高値

 週末17日の東京株式市場は日経平均で昨年12月17日に付けた2万4091円1銭を抜けて昨年来高値を更新した。ニューヨーク市場で主要3指数揃って最高値を更新した流れを受けて先物主導で値を上げる展開で東京エレクトロン(8035)が最高値を更新するなど輸出系の主力が軒並み買われる展開となった。その後、週末のニューヨーク市場はダウで50.46ドル高となり3指数揃って連続で最高値を更新、225先物のナイトセッションは2万4020円で引けており、週明けは小動きでのスタートとなりそうだ。

GS売りがTOPIXの上値抑える

 米中貿易協議の「第1段階合意」の署名が無事通過したことは織り込み済みだったが、米国の個人消費好調や米上院が北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」を賛成多数で承認したことなどもポジティブに働いており、1ドル110円台前半と、約8カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けたことで輸出系の買いを後押ししている。
 日経平均が強い動きを続ける一方で、TOPIXは昨年12月17日に付けた1747.2ポイントを更新できておらず、NT倍率は13.86倍と1992年4月以来およそ27年半ぶりの高水準となった昨年10月以来の水準にまで上昇している。今年に入ってゴールドマンサックスがTOPIX先物を通じて大口の売りを断続的に出していることが、警戒されており、この水準から更なる上値を追うには、外資系の動きとTOPIXの出遅れ修正が鍵を握りそうだ。

日電産3Qまでは手掛かり材料難

 個別では3月期企業の第3四半期決算決算発表待ち。23日の日本電産(6594)までは目立ったイベントはなく、週前半は手掛かり材料難。その先は24日から中国の春節休みがスタートすることから、インバウンドの動きに注目。




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