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中央銀行の対策だけでは限界【記者の視点】
FRBによる異例尽くめの発表が逆に不安を増幅させる動きになったようだ。トランプ大統領は既にゼロ金利導入をFRBに促していたが、それに応えるかの如く、週明けにアジア市場の取引開始前に発表、これで一時的には上昇するものの、その後は、時間外のNYダウ先がストップ安になると東京市場も様子見の動きとなった。日銀の金融政策決定会合の内容も株価下落を止める効果は薄く新型コロナウイルスの感染拡大による影響は中央銀行の対策だけでは限界にきているように思える。
ナイトセッションの先物では1万6500円割れまで売られている。次は23時から先進主要7カ国(G7)の首脳会談がテレビ会議で行われることから、ここで何らからのアナウンスを流せるかに注目したい。
ただ、個別ではこの日はストップ高銘柄も相次いでいる。材料で動いている銘柄もあるが、基本的には売られ過ぎで値頃感ある銘柄には買い意欲は強い。
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