重要指標の動向注視【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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週明けの東京市場は、大幅安でのスタートか?

 3月第4週の株式市場は一旦は落ち着きを取り戻す動きになった。ニューヨーク市場は26日までで3連騰となり、3日間の上げ幅は計4000ドル近くになり、日経平均も3月19日安値1万6358円19銭から25日高値1万9564円38銭まで3200円超上昇した。その後、米国での感染者が中国を抜いて世界最多となったことから不安感が高まり、27日のNYダウは900ドル超の急落で引けている。225先物はCMEやナイトセッションで1万8500円台で引けていることから週明けの東京市場は、大幅安でのスタートが懸念される。
国内でも東京都を中心に感染拡大ペースが加速化して経済への影響が高まっているが、矢継ぎ早の経済金融政策で買い戻しの動きになっていた。予断は許さないものの、これまでと異なり大幅高のあとも買われる状況になっていることは、今後、2番底を形成するにしても底打ち場面を探る動きになっていることは間違いなさそうだ。
 

積極的なETF買いが続けば下支え要因

 今週は31日に中国3月製造業PMI、4月3日に米3月雇用統計など重要指標の発表を控える。どの指標も好内容は期待できないが、これを踏まえた政策当局の経済政策が鍵を握ろう。日銀による積極的なETF買いが続けば、下支え要因として働こう。

業種を問わず下ブレリスクには警戒

 個別では丸紅(8002)が20年3月期下方修正で最終赤字転落を発表したが、今後も業種を問わず下ブレリスクには警戒したい。ただ、丸紅は26日急落翌日には落ち着いた動きになっており、悪材料出尽くしとなれば値頃感からも中長期で狙い場となる銘柄もでてこよう。
 材料系ではダイトウボウ(3202)を筆者に感染防止関連が調整一巡感から再度人気化しており、週明けもこの動きが持続するか注目したい。




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