経済活動再開への期待が下支え【記者の視点】

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4月の中国貿易統計を好感

 この日は朝寄り後の売りが一巡すると下げ渋る動きとなり、後場から日経平均ではプラス圏に浮上した。4月の中国貿易統計が輸出額で前年同月比3.5%増となり、3月の6.6%減から増加に転じたことが支援材料となり、8日の日本時間21時30分に発表される米雇用統計の大幅悪化は想定内との見方が拡がり、下値では買いが入ったようだ。

国内でも新規感染者数減少

 米国の経済指標については悪い内容が続々と発表されるも、経済活動再開への期待が高いうえ、国内でも東京都内の6日時点の新規感染者数が38人と4日連続で100人を下回ったことから、非常事態宣言が延長されるも早期の経済活動再開への期待が高まっているようだ。

アンジェスと電子部品

 個別では決算悪の銘柄が売られTOPIXはマイナス引けながら、東京エレクトロン(8035)や村田製作所(6981)の電子部品やファナック(6954)などの機械株は高く引けており、アンジェス(4563)が11連騰で個別銘柄の全市場で売買代金トップに踊り出るなど材料株への物色意欲が旺盛だ。指数的には2万円超えからは上値は重くなるも値動きの良い銘柄は買われることになろう。注目された任天堂(7974)の21年3月期予想は連結営業利益で前期比14.9%減の3000億円だった。アナリストコンセンサスを下回る予想となった模様だが、明日の株価動向が注目される。




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