目次
上値志向を強める【記者の視点】
バイオ医薬大手の米モデルナが開発を進める新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、「初期段階での小規模治験データは有効性を評価する上で重要な意味を持たないと」、医科学メディアのスタット(STAT)専門家の話として報じたことを嫌気して19日のニューヨーク市場はダウで390ドル超下落したが、18日に900ドル超もの大幅高となっていることを考慮すれば利益確定売りの範疇だろう。むしろこの数週間は米中関係への懸念が上値を重くしていたことからクドロー米国家経済会議(NEC)委員長の発言で安心感が高まったようだ。
今夜はFOMCの議事録、22日には日銀が臨時の金融政策決定会合を予定。加えて非常事態宣言で京都・大阪・兵庫については、21日に解除する方向で検討していることを考慮すれば売り難い状況にある。
チャート的には日経平均は75日線を抜けてきたことも上値志向を強めている。
コメント