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安値を更新していた銘柄の戻りが継続【記者の視点】
先物のナイトセッションでは2万3000円に乗せていたが、15日のNY3指数上昇にも関わらず、この日の日経平均は反落でのスタートとなっていた。2万3000円が目先的なフシ目と見られ戻り売りに押されているうえ、国内での新型コロナウイルスの感染者が大阪含めて東京以外でも拡大傾向にあり、経済悪化への懸念が再燃したようだ。ただ、ワクチンや治療薬の開発進展から、春先の緊急事態宣言時のような過度な恐怖感はないうえ、前日の日銀金融政策決定会合の内容に見られるように金融緩和スタンス継続から、押し目は拾われている状況だ。
個別では安値を更新していた銘柄の戻りが継続している。キヤノンやニコン、JR系がその代表例で、その半面、新興銘柄では好決算から材料出尽くしで売られている銘柄も散見される。物色の方向性を間違わなければ、投資効率は悪くない環境といえよう。
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