大統領選開票当日に警戒【記者の視点】

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10月最終週は波乱の動き

10月最終週は波乱の動きになった。ニューヨーク市場の下げが加速しダウは28日に300ドル以上安く始まりそのまま全面安状態が続き943ドル安と値幅を伴った下げになった。10月12日の高値28957ドルから8.4%安になっており、比較的底堅い動きになっていた日経平均も225先物のナイトセッションでは2万3070円と下げ幅を拡げ、30日には日経平均は2万3000円を割れる場面があった。

追加経済対策を打てない状況が不安を増幅

懸念材料となっているのは欧米での新型コロナ感染拡大。フランスでは新たなロックダウン措置を導入し、ドイツも今春実施した全国的なロックダウン(都市封鎖)以来最も厳しい規制措置を導入することが伝えられた。米国でも深刻な感染拡大は同様で、これに混沌とした大統領選と、共和党と民主党の争いが激化するなかで、追加経済対策を打てない状況が不安を増幅させている。

開票は日本時間の4日日中

今週は3日に米統領選挙・上下両院選挙が実施される。開票は日本時間の4日日中となりそうだが、4年前は事前予想を覆してトランプ氏が勝利したことで、日経平均が急落する場面があった。今回はどちらが勝利するにしても、僅差で法廷闘争にならず、勝者が明確に決まることが安心感につながる。法廷闘争なら、調整が長引く可能性もあろう。加えて日本は3日に文化の日で休場となる。休場日にCMEの225先物が海外市場の動きと連動して荒い動きになれば、4日は寄りから波乱の動きなることには留意したい。

任天堂の2Qに期待

それでも第2四半期決算ではソニー(6758)や日本電産(6594)を筆頭に上方修正は意外に多い。新型コロナ感染者も比較的安定しており、欧米とは事情が異なる状況から欧米よりは指数は比較的安定した動きになろう。今週は4日に任天堂(7974)の決算が予定されており、好内容を期待。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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