225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

好材料に反応しやすい相場

全体膠着なら小型材料株

― 米大統領選後の上昇相場も日経平均が1万8000円に乗せたあとは流石に高値警戒感が高まっていたけど、押し目待ちに押し目無しの状態で、相場は「強い」の一言に尽きる。
H 11月30日のOPEC減産合意は、事前の市場予想でも合意はほぼ間違いないと言われていたから、これで株価がさらに上昇するとは思っていなかったけど、合意が発表されたら円安から株高に向かった。想定以上に好材料に反応し易い相場と言えるね。
Y 1万8000円前後で空売りが急増しており、需給が株価を押し上げている。相場は行き着くところまで行くのでいくので、最後は売り方が踏まされて大幅高になると思うね。ただ、騰落レシオが130前後に上昇しているし、週末にはSQも控えている。
T ここから押し目なく上昇することには懐疑的だ。目先的にはイタリアの国民投票の結果が気になる。ここで憲法改正が否決されるとレンツィ首相の指導力が問われて退陣の可能性が高く、代わって政権を握る野党が台頭すればEU離脱の危機が高まる。円高要因にもなりかねないから、警戒感を持って個別で選別物色と言えるだろう。
― 楽観は禁物だね。それでは個別に銘柄を挙げてもらおう。
K 11月9日の安値2万2200円から2万7000円台への上昇後、揉み合いとなっていた任天堂(7974)はそろそろ次の展開が注目される。1月13日開催予定の「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」が大きなイベントになるけど、先週はユニバーサルスタジオの国内外3パークで新テーマパークが建設されることも発表された。マリオなどのライセンス収入がこれにより急増する可能性もある。

T 任天堂の新テーマパークとなれば、USJが位置する大阪市の此花区の価値が更に上がることが予想される。此花区は夢洲で万博やカジノ誘致で府と市が動いているからね。この絡みではやはり此花区本拠の桜島埠頭(9353)が引き続き注目できそうだ。

U 全体相場が膠着するようなら、小型材料株の出番だ。安永(7271)がリチウム電池超寿命化技術開発を手がかりに、スタート時点から6倍近くに上昇するなど、大きく人気化する銘柄が増えている。自動運転や人工知能などテーマに乗る小型株で、まだ動きが出ていない出遅れ銘柄を狙っていきたいね。

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