内需系、自動車系が売られた場面は拾うべし【高野恭壽の株式情報これでどゃ!!】(無料版)

高野恭壽|高さん 証券市場新聞
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下値は限定的

米国のFRBは2日のFOMCで0.75%の利上げを決定し、年金利は3.75-4.00%となりました。予想された通りの結果になって株価には大きなインパクトにはなりませんでした。

楽観論が後退したが・・・

しかし、2日の米国株式は500ドルを超える反落となりました。これは次の12月に予定のFOMCでFRBが利上げ幅を縮小する楽観論がみられたのですが、パウエル連銀議長はインフレが根強く続くことで引き続き利上げに対して厳しく対応していくという内容の発言をしたことで12月も0.75%の利上げになる警戒感が急浮上しそれまでの株高が一気に萎み大幅安に転じたのでした。

反落しても影響軽微

しかし、日経平均もこの影響を受けて反落は避けられませんが、主力系の好決算が維持されており、反落しても米国株の下落分がそのまま影響する可能性は薄いと思われます。せいぜい200円程度の下落にとどまる可能性が予想されます。

ある程度売り物をこなすと再び、上値を追う

ハイテク系などが反落することになりますが、好決算企業を評価する動きが下落幅を限定的にすることで大幅安を阻止できると考えているのです。また、内需系の好決算銘柄は発表後に材料出尽くしとなって反落する動きも見られますが、ある程度売り物をこなすと再び、上値を追う展開が予想されます。

JR系の足踏みは?

ANAなどは予想以上の好決算になりしっかりした動きになっていますが、日経平均が反落に転じても大きく押すことなく、推移して悲願の3000円台に乗せることになりそうです。JR系の足踏みが気になります。ANAほどの業績見通しが難しいことが原因になっていますがインバウンド関連として期待できる銘柄には何ら問題がありませんので調整局面で突っ込み場面があれば要注目です。好決算発表で重工は一気に急伸しましたので、一旦、反落は当然です。5000円飛び台では拾うべきでしょう。

自動車は?

最近、一貫して注目している自動車ですが、三菱自やSUBARUの好決算で一斉に注目されはじめました。ホンダも続伸し、動きの鈍かった日産も動意づきはじめました。日経平均が下落する過程で反落する局面になった場合では拾う必要があります。エーザイは9000円台に乗せました。一本調子で上げていましたので、1万円に迫る前に一旦、調整することになる可能性があります。しかし、突っ込み場面があれば拾うチャンスになります。

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