決算対策の売りも終盤【高野恭壽の相場指南】

高野恭壽|高さん 証券市場新聞
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メジャーSQ明け後は上値の重い展開だった

 8日のメジャーSQ明け後は、日経平均が2万1000円割れまで売られた後に12日には2万1500円台まで一気に回復、その後は戻り売りに押されるという上値の重い展開になりました。特徴的なのは14日の動きで、朝寄り後には2万1522円75銭の高値を付けたものの、上海市場の動きや中国の経済指標の内容を見て、11時30分の前場取引終了後に先物から一気に値を崩す動きになり、大引けでは2万1287円02銭とマイナスで引けていました。

決算対策通過すれば

 前引け後の先物の動きは欧州勢の売り仕掛けなどが考えられます。このような動きを見せられると多くの投資家は15日は2万1000円割れとなり、再度下値模索と不安になりますが、15日は朝寄り後に2万1400台後半に反発しています。かねてより指摘しているように、決算対策の売りが終盤を迎えています。加えて、昨年は1月高値2万4129円から3月26日には2万347円まで急落しており、3月は暴落し易いという懸念を持つ関係者も多いようです。現在のトレンドは下向きと見るチャーチストも多いようですが、一連の不安材料は大方織り込んでおり、ここから再度2万円割れまで売り叩く状況ではありません。海外投資家も先物では1月以降、買い越しを続けており、決算対策という特殊月が通過すれば、2万1800円台まで走り、そこで売りものを消化するためにもみあったのちに2万2000円台に乗せるというこれまでの見方は変えていません。

今回の新規狙いは?

今回の新規狙いはパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(旧ドンキホーテ=7532)です。売られた場面では下値を拾う動きが見られ、派手さはないですが上値追いが継続しています。昨年11月26日高値7800円を目指すのか注目です。




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