米国株式が2万ドルに乗せて以降も上げ基調が続き、ついに、2万700ドル台までのせました。しかし、日経平均はこの動きについていけず1万9500円突破を再三、挑戦するのですが、抜くことができない結果が続いています。
やはり、その背景には円高に対する警戒感が依然として根強い上に、米国への輸入商品に新たな税が課されることが現実味を帯びていることが挙げられます。しかし、それにもかかわらず、下値は1万9000円台を何とかキープしているのは好決算銘柄が選別して買われて何とか維持しています。その好決算ですが、石油、非鉄、鉄鋼などとともに米国向けの輸出が多い電機、自動車、機械などといった輸出系銘柄も買われているのは矛盾を感じざるを得ません。円高、米国への懸念の薄い銘柄は小売り、百貨店を除いてむしろ敬遠されて低迷を続いているのも同様に理解の苦しむところです。いずれ、米国の税制改革が発表されてからこの流れは変わるものとみており、理屈に合わない銘柄が高くなっても積極的に追うことなく、どちらかといえば利益確定をすることを勧めます。
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