高野恭壽の相場指南~目先は円高への警戒も

高野恭壽|高さん 証券市場新聞

膠着状態が全体の相場を覆って動きのとれない展開になっています。15日の米国・FOMC(連邦公開市場委員会)が開かれ、利上げを決める予定です。また、オランダの総選挙で極右勢力が勢を増しており、EU離脱の懸念があります。米国の利上げは円安要因ですが、それは概ね織り込まれており、決めても大きく円安に振れないと思われます。オランダの結果次第では円高に振れる懸念が強まる恐れがあります。そういう事情が見送り気分を強めて動かない相場にしたといえるでしょう。
そうした中、水産株が揃って高くなったほか、内需系の食品やゼネコンがしっかりした動きになっています。一方、外国人が買っていた鉄鋼、不動産、医薬品、自動車、海運などといった業種が下落したのは円高を警戒した結果といえるでしょう。

 

 

高野恭壽

http://www.kabu-takano.com/
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高野恭壽|高さん 証券市場新聞

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