高野恭壽の相場指南~輸出中心に警戒感強まる

高野恭壽|高さん 証券市場新聞

円高がさらに進み、112円台と一段高になっています。これはいささか行き過ぎと思われたのですが、米国の金融筋ではドル安円高が更に進むとの見方が強まっており、円高傾向が定着する懸念が強くなってきました。
その理由はトランプ氏の軍需費拡大や国境整備などの財政拡大による景気拡大策に期待されていますが、それを実行すれば一段の財政悪化が進展し景気の拡大は見込めず、輸出拡大策に頼ることで内需をカバーする以外にないことが背景になっているようです。そのためにはドル安政策を強烈に推し進める必要が生じてきます。
したがって、円安基調の中での円高という考え方を今後は変えて相場を見なければならなくなりました。円安基調の中で買われていた輸出系銘柄をある程度処分してゼネコンはじめ食品、情報・通販、サービスなどの業種へとシフトする必要がでてきました。

 

高野恭壽

http://www.kabu-takano.com/
Pocket

高野恭壽|高さん 証券市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次