週明けの日経平均は2円安とほぼ先週末と変わらないで終えました。筆者はもっと高くなるとみていたのですが、依然として様子見の状態が続いていることや月末の処分売りが上値を圧迫する結果になりました。反落傾向が強かったのは半導体などの電機や自動車、金融、鉄鋼、不動産、運輸系などでした。逆に上値を追ったのは前日指摘のように医薬品や繊維、小売り、食品といった業種でした。
北朝鮮やトランプ氏の混迷問題は峠を越しつつあり、見送られたとはいえ、日経平均が一段と下落する可能性は薄く、次第に見直されていくものと思われます。目先は月末の処分売りをこなせば月初めにかけて反発することになりそうで、19700円水準のところまで回復する可能性が高いとみるのが自然です。
高野恭壽
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