高野恭壽の相場指南~売りが一巡すると買い戻しの動き

高野恭壽|高さん 証券市場新聞

大きく下落しましたが、予想したように下落幅も200円を超えるまでにはいかず、19500円台をキープして終えました。すでに、北朝鮮の水爆実験で不安心理が働いたものの、円相場はそれほどの上昇をせずに落ち着いた動きで終始しました。前場の段階では下げ幅を縮小する場面がありましたが、後場には先物のSQ前ということもあって、解消売りなどの先物主導で下落幅を拡大させたことになります。
まとまって売られたわけでなく、出来高は15億株と薄く、様子見を決め込んで買い物薄のところを売られた格好でした。業種的に下落率の大きかったのは医薬品、鉄鋼、土石・ガラス、繊維などでしたが、全面安商状だったといえます。
すでに、指摘のように北朝鮮情勢は最悪の事態は薄いとの解釈があるために、売りが一巡すると買い戻しの動きがみられることになります。円相場も引けてからも109円半ばから後半の水準を保っており、5日の相場は落ち着きから戻す可能性が高いと思われます。先週に相場が戻す場面でけん引役になっていた商社、医薬品はこの下げで買い場を与えたと解釈されます。個別にみてもしっかりしていた銘柄の押しは浅く5日以降に戻していくことになりそうです。

 

高野恭壽

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