2月初めにかけて相場は戻す【高野恭壽の相場指南】

高野恭壽|高さん 証券市場新聞
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2月初めにかけて相場は戻す【高野恭壽の相場指南】

早いもので2018年相場も1か月経過します。年初の期待で始まった相場も翌週から円相場が上昇しはじめ、それに合わせるように日経平均は警戒感から上値を追わずにもみ合い状態が続くようになりました。日銀が長期国債発行の減額を決めたことがキッカケでした。外国人筋はこれを緩和政策の縮小の前触れと判断してドル売り円買いを仕掛け始めたのでした。日銀にすれば現状維持の緩和政策を続けると再三にわたって説明しても一向に円高が収まらず、年初の113円台が中旬には110円台まで上昇し、米国のムニューシン財務長官がドル安が好ましいとの発言で110円を割りこみ、108円台まで一挙に円高が進みました。
年初の米国景気の伸びで日米金利差は開くことで円相場は一段の円安とみられ、
日経平均も24000円どころか25000円乗せは早いとの予想は無残にも打ち砕かれ、まさかの23500円台。
しかし、円高傾向が今後も続く可能性が高いものの、近視眼的にはいささか行き過ぎと思います。
急激な円高で日本株を売ったが外国人も目先的に円高は収まると考えており、今週はドル買い円売りの動きが強まることになりそうです。月末の売りもほぼ一巡したと考えられ、2月初めにかけて相場は戻す可能性が高いと見ています。




 

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