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行き過ぎも許容範囲を超える
米国株式の大幅安で始まった今週の相場ですが、その翌日は再び、安くなった後に反発に転じるとみていました。また、岩盤ゾーンの22800±100円のゾーンを大きく割り込むことはないとみていたのです。しかし、週明けの米国株式が市場最大の下落幅を経験したことでその予想が木っ端みじんに崩されました。岩盤ゾーンはアッサリ突破して22200円台でよりつき、アッという間に22000円を割込み更に下げは加速化し、まさかの21000円割れギリギリまで下落しました。このような劇的な下げ方は2013年5月以来と記憶しています。米国が緩和政策から脱出すると当時のバーナンキ連銀議長が発言して3週間で3000円安になって以来です。今回も金利の上昇圧力が強まるとの観測から急落を招いたのです。
連続した大幅安を見たのですが、多くの銘柄は急落過程で出来高が膨らんだことでほぼ投げがでたとみることができます。明らかに企業業績を無視した下げですので、行き過ぎも許容範囲を超えてしまったということができます。したがって、7日には大きく戻す可能性が強まったといえます。
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