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大きく売られた場面はしっかりと拾う【高野恭壽の相場指南】
先週の相場は反落場面が続くものの、そのたびに下値抵抗力の強さで何とか、凌いでいたため、今週の相場は米国のFOMCで利上げがあっても戻す可能性があるとみていましたが、週末の米国市場で日経平均の先物は200円程度の反落を示していました。森友問題で政策の滞りを懸念して売られたと判断できます。また、FOMCでの利上げは織り込み済みとはいえ、どういう内容で実行されるのかを見極めたいとの見方も根強く、反落に拍車をかけたものと思われます。米国株式は逆に人事の混迷やロシア疑惑、輸入制限などの懸念材料を抱えても堅調な動きにありました。円相場も106円台を維持していました。このように日本株だけが、国内の景気や企業業績を無視されて、森友問題で振り回されるという何とも不条理なことで下げたことになります。確かに、政策の遅れは懸念されますが、月内に予算など重要法案は通過することは確実であり、この問題に過剰反応するのはおかしいと思います。国民はこの問題で野党の勢力が伸びることを望んでおらず当然、内閣の解散などはあり得ません。このように冷静に考えるとこの問題で売れば売るほど反動高が大きくなりますので、大きく売られた場面はしっかりと拾う作戦を継続することです。
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