米国株の急落の要因は?
米国株式の連日の大幅安から25日の東京市場は日経平均が寄り付きから400円を超す値幅で大きく売られて始まりました。その後も戻すことなく一気に800円を超すところまで急落の後、戻す動きとなったのですが600円安程度までが限界になって後は安値圏でのもみ合いが続きました。
米国株の急落は企業業績が期待したほどの決算にならず、先行きに対しても関税、ドル高、原材料安、金利高を理由に悲観的な見通しの経営者が多数を占めるようになり、一気に売られて600ドルを超す下落になり2万4580ドルと7月の水準まで下げました。
日経平均は外国人が相場を支配
日経平均は外国人が相場を支配しており外部材料に左右されやすいために、モロにその影響を受けたことになります。これで10月高値からの下落率は13%となり、1月高値から2月下旬安値までの下落率13%と並ぶ下落率になりました。この下落率をみて一旦、3月初めまで7%程の戻りをみせており今回も反転する可能性が高いといえるようになりました。
カラ売り比率も限界超え
すでに、カラ売り比率がこの当時並みの50%を超えるところまで積み上がったのも反転に向かう要因といえます。外国人は2月から9月上旬まで一貫して売り続けて9月中旬から10月初めまで一気に買い越しに転じています。しかし、早くも今月中にその分を全部売って、なおかつ、それ以上の売りを続けています。ちょうど、2-3月の時もそういう動きがあった後、4-5月にかけて買い戻して相場を戻しています。恐らく、今回も11-12月にかけてこうした動きが見込まれますので、この日の800円を超す下落は底を叩いたといえそうです。
下落の震源地の米国よりも売られすぎ
米国安に比べて下落率が大きく先行していることを考えても下落の震源地の米国よりも売られすぎと日経平均は判断できます。月末に向けて反騰し、2万2800円近くまでの戻りに向かうものと考えて居ます。
個別銘柄では?
シャープ(6753)が増額修正されたにもかかわらず逆に大きく売られました。買われる材料を逆に売ったことは上げ局面になれば買われる公算が大きいと思われます。この大幅安場面は拾うべきとみています。これまで勧めている他の銘柄もこの急落場面は拾うことで報われることになるでしょう。アンジェス(4563)も転換の可能性が高いとみています。
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