日経平均は2番底を形成【高野恭壽の相場指南】

高野恭壽|高さん 証券市場新聞
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11月第4週も波乱の動き

 11月第4週も波乱の動きになりました。この欄を執筆している21日の東京市場で日経平均は米国株式が10月安値とほぼ並ぶところまで大幅に下落したことをみて半導体系など外需系銘柄が寄り付きから一段安となり、300円近く下げ2万1286円で始まりました。しかし、これを安値に半導体などに買い戻す動きが強くなり、次第に下げ幅を縮小する動きが強くなり、その後は戻す動きに転じました。

原油価格低下で買われた銘柄は?

 前日に高値引けとなった東京電力ホールディングスは高く寄り付いた後は利益確定に押され逆に下落する動きになったものの値を保っていました。原油価格がニューヨーク市場で昨年の10月末水準の52ドルまで一段安となったのですが、運輸、海運、空運なども東電HDと同様に逆に安くなりました。原油価格の低下メリットのある化学は東ソーが続伸となるなどしっかりした展開になっていました。

反発には力強さを感じる

 日経平均は10月安値に対する2番底を形成する形になり、同様の動きをみせた村田製作、SUMCO、東京エレ、スクリーンなどは寄り付き安から軒並み反発に転じました。先週から売られては反発する動きを繰り返しながらなかなか上値を追えない動きが続いていましたが、この日も同じ動きになったことになります。問題は週明けの相場でも続けて上値を追うかどうかが焦点になります。この日の反発は力強さを感じられますので、更なる戻りを試すのではないかと思われます。

2万円回復期待のVテク

 これら半導体や電子部品のハイテクセクターではブイ・テクノロジー(7717)を勧めています。21日には先の高値1万6370円を抜く1万6450円で引けました。上値追いに拍車が掛かっていくものと思われ、順調にあげれば2万円回復も可能かとみています。アンジェス(4563)は新株引受権の行使が進んでいる状況で、全部完了したわけではありません。大体、4割程度まで進んだ状況です。まだ本格的な上値追いはまだ難しい状況のようです。したがって、上値を買わないで突込み場面を待って仕掛ける作戦を断行してください。今回の狙いは日本板硝子(5202)、富士通ゼネラル(6755)です。




相場見通し

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by 株価チャート「ストチャ」

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