高野恭壽|高さん 証券市場新聞

業績を無視して上げた相場は無理がある

日経平均は13日に2万1000円をアッアリ抜けましたが、12月の米小売り売上高の予想外の減少と円安一服を受けて上げ一服状態となりました。
 これまでは、半導体や電子部品などは好決算銘柄も業績悪銘柄も戻すという異常な展開で日経平均が21000円を突破する動きになり、業績悪でも上げる動きは素材系などにも広がりをみせ、石油、化学などが上げていました。一方、内需系は好決算銘柄でも物色のホコ先があまり向かずに低迷状態でした。業績を無視して上げた相場は無理がありますのでそういう銘柄をもっている方は処分をすべきと思っています。無理が通って道理が引っ込むことはいつまでも続くことはないとみるのが自然な考え方です。

クドイゾーンを突破した双日

 それよりも低位系で好業績でありながら安値圏で放置されている銘柄を拾うべきで、筆者は双日(2768)、アイフル(8515)、日本冶金工業(5480)を勧めています。動きは緩慢ですが、下値を着実に切り上げています。中でも双日は420円前後のクドイゾーンを突破しました。そのため、ヤレヤレ売りで反落しましたが、その売りが消化されて次第に上値を追う展開に向かうものとみています。

大紀アルミも割安

 同様の動きがアイフルやアコム(8572)にもみられるようになろうとしています。いずれ水準を上げていくとみています。冶金工は収益力や配当状況から考えて235円はあまりにも不当な水準であり、水準訂正に進むものとみています。かつて、推奨を続けた大紀アルミニウム工業所(5702)も配当や収益力を考慮すれば割安といえます。冶金工、大紀アルミが低迷しているのは世界的なデフレ懸念から素材系企業の先行きに対する不安が底辺にあることが原因といます。しかし、業績悪銘柄を買ってこれら好業績を維持している低位系を無視していいわけではありません。道理に叶った水準に向かうことになるでしょう。

穴株で三洋化成

 内需系で運輸株は一服していますが、ヤマトヤマトホールディングス(9064)、SGホールディングス(9143)の一服場面は拾う作戦でいいとみています。穴株ですが、三洋化成工業(4471)が樹脂素材だけでリチウムイオン電池を開発し来年にも実用化する予定です。現在の金属利用が発火しやすいことを考えますと将来この電池が利用される可能性が高いと思われます。価格も安いし出力のそん色ないことで有用とみています。アンジェス(4563)はセオリー通りの動きです。620円前後を拾うべし。




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