高野恭壽|高さん 証券市場新聞

先物で値崩す

3月第2週の東京市場は調整色を強めました。週の半ばまで電子部品は抵抗力をみせていましたが、ニューヨーク市場でその関連銘柄の下落が目立ったほか、7日にルネサスが取引時間中に半導体の生産の一部を停止すると発表し、それが更に、同関連などが一段安となりました。これによって、関連銘柄は出番のタイミングが失ってしまいました。また、みずほが不動産などの資産の評価損などで6800億円を今期の決算で処理することが明らかになったことも相場全体の下落に拍車をかけました。折角戻りのタイミングがみられるようになったところで警戒材料が飛び出して戻りのチャンスを失い、8日のニューヨーク市場の一段安を見て日経平均は先物で2万1000円トビ台まで値を崩しました。

値動きの良いディフェンシブを狙う

 米国株式の続落や欧州の景気後退が鮮明になったことや国内景気の低迷など目先的には反発する材料が見当たりませんので、当面は調整色の強い展開を想定しています。
 そうした中でマルハニチロ(1333)や日本水産(1332)の水産株、中外製薬(4519)など医薬品が高くなっています。大日本住友製薬(4506)も値を保っており、先高期待を暗示していますので、これらがディフェンシブとして引き続き物色されていくと見ています。アンジェス(4563)については調整が続いていますが、次第に値が固まっていくものとみており、突込み場面は引き続き拾う作戦が有効と思っています。

全般軟調下でも動きの良い銘柄を

 日経平均は更に調整色を強める可能性がありますが、指数構成銘柄ではソフトバンクグループ(9984)に意外高の可能性がありそうです。前回紹介の協和発酵キリン(4151)に加えて、島津製作所(7701)の動きも変化がでてきました。全般軟調下でも動きの良い銘柄をマークです。




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