高野恭壽|高さん 証券市場新聞

5月第3週の東京市場も上値の重い動き

 5月第3週の東京市場も上値の重い動きになりました。15日は下値に対する抵抗力の強さや14日の米国株式の反発をみて外需系銘柄などに買い戻しの動きが強まり、2万1200円手前まで日経平均は回復し、令和初のプラス引けになりました。しかし、戻したものの、上値に対する重さは残っており、好決算銘柄が部分物色されて値を飛ばす動きや業績悪で逆に大幅に値を消す銘柄もみられるなど銘柄によっては天国と地獄を味わう動きもあいかわらず続いています。

ある程度は落ち着きを取り戻しているが・・・

 ある程度は落ち着きを取り戻しているものの、米中通商交渉は依然として不透明感が高いことから今週も積極的に上値を追えない状況は続きそうです。物色については、好決算見通しで買われた後、値を消している銘柄の選別買いを進める一方で内需系の中で物色される銘柄も狙う姿勢が必要です。そうした中で日本郵船(9101)や商船三井(9104)など大手海運株の下落したところを拾うことをお勧めしています。まだ戻りが鈍いものの押し目買い姿勢でいいとみています。前回、この欄で紹介しました三井金属(5706)は戻りは鈍いものの、下値抵抗力が強く上値指向を残しており引き続き注目しています。

アンジェスは?

 アンジェス(4563)は「コラテジェン」の発売が延期されることが伝わり14日にストップ安まで売られましたが、この狼狽売りは誤った考え方です。大体、今期の見通しには「コラテジェン」の売り上げを計算にいれて発表していません。発売は遅れても認可されたことは変わりがなくそこまで売られたことは完全に過剰反応と言わざるを得ません。認可前の水準まで売られるいわれはないのですから688円以下は断じて悲観的になる必要のない水準といえます。15日には戻したのですが、今回の戻りの限界は800円台替わりが限界ではないか、とみています。その後、800円前後で再びもみあって好材料を待って上値を追うものとみています。




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