高野恭壽|高さん 証券市場新聞

米中対立への懸念が国内外のマーケットの重石

 引き続き米中対立への懸念が国内外のマーケットの重石になっています。第4週の東京市場は米国のハーウェイ排除の動きが一時的に鎮静化したことで下落していた半導体系や電子部品、電機などが高くなり、22日に日経平均が2万1400円台まで戻す場面がありましたが、その後は戻り待ちの売りで上値が押される展開になりました。
 全般相場を下支えしていた内需系では食品や電鉄、運輸、不動産などで値を保てずに下落している銘柄も散見されいます。外需・内需ともに売られる動きが強まったのは米中対立に加えて月末接近による調整売りが原因とみられます。こうした主力系の上値が重くなり、反落に転じたことで日経平均も様子見が強まりジリ貧状態になっています。

過度な楽観が禁物

 半導体系などの輸出系は下落傾向から抜け出すことができず更に、下落の可能性が残りました。内需系も月末接近で新規資金が入りずらい動きになりますので日経平均を支えきれない恐れがでてきました。そうした中では材料系などが部分物色に留まり投資効果を得るのが容易でない状況が強まっていました。
 基本的に手持ち銘柄の整理を進めて現金化を高めて待機して絞り込んだ銘柄の中から押し目を拾うという作戦を続ける局面でしょう。日経平均は2万1000円台を死守していますが、過度な楽観が禁物です。

ACSLに継続注目

 以前推奨していました自律制御システム研究所(ACSL、6232)がストップ高となり5000円台を大きく超えてきました。赤字体質から今期黒字転換を好感して買われ始めたことになります。ドローンの唯一の上場企業であり、人気に火がついたことで更に上値の可能性が高くなりました。こうした主力不在の相場の中では意外高の可能性があり、引き続き注目です。アンジェス(4563)は戻りがあっても本格的な場面をまだ期待は無理とみています。
 大紀アルミニウム工業所(5702)の押し目狙いも考えています。4月8日の717円を抜けなかったことで一旦はクドイ動きになると考えていますので、もう少し動きを見極めています。




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