楽観か、幸福か【転ばぬ先のテクニカル】

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NYはポジティブマーケット

ポジティブマーケットのNY市場はFOMCで現状維持が発表されるとわずかに下落しましたが、すぐ気を取り直し16日のマーケットではナスダックが史上最高値を更新、S&P500は最高値を射程に入れる続伸となり、NYダウだけが小幅安でした。

FOMCは年限長期化を温存

FOMC声明では一部で観測のあった資産購入の年限長期化は見送りましたが、資産購入の新たなガイダンスとして完全雇用と物価安定まで継続するとしたことで、年限長期化という伝家の宝刀を温存したことを評価したようです。やはり何でもポジティブに受け取るマーケットらしい解釈です。

テスラ株のS&P500参入残すのみ

これで年内のイベントで残すところは来週21日のテスラ株のS&P500参入だけです。これが終わると一斉にクリスマス休暇入りで極端にマーケットは閑散相場へと変わるのでしょう。

コロナ感染拡大が世界経済に打撃

足元の景気指標には弱いものが目立ってきました。15日発表されたNY連銀製造業景気指数は市場予想の6.3%予想に対し結果は4.3%でした。昨日発表された11月の小売売上高も市場予想の0.3%減を大幅に下回る1.1%減。足元でコロナ感染が拡大しており、目先的には世界経済に打撃がでそうです。

ポジティブマーケットの現在地は?

悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し幸福のうちに消えて行く。ウォール街の有名な格言です。さて、ポジティブマーケットの現在地は今、どこでしょう?

様々な現象から警戒

昨日の日経平均は小幅に続伸しました。しかし値下がり銘柄が圧倒的に多く、一握りの値嵩株が指数を引っ張りました。FOMCの結果を受けた米債市場は小幅に長期金利が上昇しましたが、ドルインデックスもドル円も安く、1ドル103円台前半へと円高進行しました。円高を材料に利食いを入れているのか、税金対策で損切売却をしているのか、いずれにしても様々な現象から警戒せねばならないと思います。

逆指値で値嵩株の空売り

逆指値を入れての値嵩株の空売りを考えるところかと思います。

日々勇太朗

相場見通し

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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