内閣支持率急低下【転ばぬ先のテクニカル】

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テスラ株の1日売買代金約15兆円

18日の米テスラ株の1日の売買代金が約15兆円だったとか。S&P500指数組み入れに伴うリバランスが行われた結果です。さて、今週からテスラ株はどういった値動きとなるのでしょうか。興味深いところです。

米追加経済対策合意も出尽し

米与野党でようやく追加経済対策が合意したということです。対策規模は9000億ドル(約93兆円)で21日にまず下院、その後上院で採決される見込みです。この報道を受けてNYダウ先物が朝方200ドル程度値上がりしていたため、寄り付きの日経平均は70円高スタートとなり、その後141円高までありました。しかし、上値を追いかけたのは寄り付きから約10分で、その後は値を消す展開となりました。材料出尽くしといった反応となっています。

ドル高になれば株高終了

また、イエレン時期財務長官となれば「強いドル」政策に戻るかもしれないといった報道が流れていました。トランプ政権は「過度に強いドル」は米経済に打撃だとしてきたことで、今年は過去15年で2番目に弱い一年となりました。しかし、貿易相手国との緊張が高まる可能性があり、それを若干是正するのではないかという観測です。今までの米株高はドル安とインフレ期待で買われてきました。現状ではインフレにはなりそうにありませんが、バイデン民主党政権に変わり、ドル高になれば株高は終了することになるでしょう。

25日線割ると崩れる可能性

このところ日経平均は高値圏での小動き推移が続き、先週の日経平均は上下269円幅と極めて狭い範囲での動きでした。昨日は高値から安値まで372円幅と拡大し、先週金曜日の日足を包む形となっています。今週末の終値が2万6687円以下となるならば週足陰線包み足となってしまいます。日足は5日線、週足は5週線を割り込んできており、風雲急を告げるといった展開となってきました。2万6470円近辺に位置する25日線を割り込み出すと崩れる可能性が高まりますので注意深く観察していきましょう。

菅内閣支持率低下で悪いシナリオも

ところで菅内閣の支持率低下が目立ってきました。NHK報道では支持するが42%、支持しないが36%、朝日新聞報道では支持するが39%、支持しないが35%です。巷では就任直後の衆院解散を見送り、その後追い込まれて衆院選で大敗した麻生政権と似ているといった見方が出ているようです。もし菅政権が麻生政権の二の舞になってしまうなら、その後は極めて低劣な政権が誕生するかもしれない、といった警戒論が広がりつつあるようで、そうなると海外投資家が日本株投資から撤退するという非常に悪いシナリオに傾くことも考えられますので、今後の推移を注視せねばなりません。

日々勇太朗

相場見通し

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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