3日振りに大幅反発
昨日の東京株式市場は3日振りに大幅反発となりました。19日には米次期財務長官に就任予定のイエレン前FRB議長が上院財務委員会で開かれる指名承認公聴会が、20日にはバイデン新大統領就任式といった重要イベントが予定されており、また、米国は3連休中で海外投資家のフォローが少ないことから膠着感の強い一日を想定した投資家は多かったと思われます。
指数持ち上げたのはファーストリテ
指数を持ち上げたのはファーストリテイリングです。ファーストリテイリングは傘下のユニクロでスマートフォンを使った決済サービスに参入すると日経新聞が報じてました。ユニクロのアプリの会員数は約3000万人で、そのアプリに支払い機能を搭載するというもので、小売業として最大規模の決済サービスとなることが材料視されました。
投資家は強気維持も慎重姿勢
指数インパクトの一番大きいファーストリテイリングに好材料が出たことが日経平均を持ち上げました。しかし、値下がり銘柄が非常に多く、投資家は強気を維持しながらも慎重姿勢なんだと思います。
経済対策への反応はどうか
さて、注目はイエレン氏の指名承認公聴会です。イエレン氏は通貨政策や税制に言及する見込みです。また、バイデン次期大統領が打ち出した1兆9000億ドル(約197兆円)規模の経済対策を巡り議論されます。それに対するマーケットの反応がどういったものになるのか。
Fフーズ25、75日線クリアできるか
個別ではファーマフーズ<2929>が推奨掲載日の高値を抜けてきました。週足では26週線が下値サポート機能を発揮してリバウンドして参りました。25日線と75日線とのデッドクロスが目前ですが、ここをクリアできるのかどうか。
デンソー25日線割れは売り
ヘッジ銘柄として昨日ご紹介したデンソー<6902>は買い物スタートで一時6000円台手前まで上昇しました。ザラ場で25日線を突破しましたので売りづらい絵ずらですが、終値で25日線割れは売りだと思います。テクニカルとは関係ありませんが、中間期で営業利益以下が赤字なのに、通期見通しは変更なく、大幅増益を達成できるとは筆者には思えません。2月2日に予定されている第三四半期決算発表です。
日々勇太朗
相場見通し
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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