ロビンフッダー大暴れ【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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決算概ね好調も方向感定まらず

昨日の東京株式市場は反落しました。25日の米国市場が乱高下したことや、アジア市場が全面安商状となったことが要因です。本格化してきた決算発表は概ね好調スタートとなりましたが、上値追いは限定的。このところ日経平均は鯨幕のように上げ下げを繰り返しており、方向感が定まりません。

テクニカルチャート徐々に悪化

そうこうしているうちにテクニカルチャートが徐々に悪化しだしてきました。TOPIXや日経400が一目均衡表の基準線を割り込んで3日間経過。小型株指数も14日の十字足形成以降は基準線がサポート機能を発揮する一方で、転換線がレジスタンスとなっており、利食い優勢の動きが目につきます。

気になるのは米主要指数

気になるのは米国市場の主要指数。25日のNYダウは一時432ドル安と急落し、大引けは36ドル安で長い下髭の十字足に近い陰線形成。ナスダックも一時175ポイント安まで急落後は急速に戻し、92ポイント高とこちらも長い下髭の陰線形成となりました。どちらも陰線なので問題はないと済ませられそうですが、陽線ならばナスダックは首吊り線に近い足。

米国市場低位株大賑わい

また、このところの米国市場は低位株が大賑わいとなっており、その象徴のGameStop株などは25日の一日だけで145%高から6%安を示現する鉄火場と化しており、ロビンフッダーに振り回される末期的な状況となってきました。要警戒ではないかと思います。

ラクーンHDはBOX相場上放れ

個別では14日にご紹介したファーマフーズが38.2%戻りを達成しお役御免となりました。今日はあくまで押し目買いということでラクーンHD<3031>に注目したいと思います。12月8日の1654円安値以降は1月4日の1870円高値の120円幅でのBOX相場となっていましたが、25日のBOXを上放れて出来高も増加してきました。一目均衡表の先行スパンBが2115円に位置しているため、出来れば1900円割れがあればということで。

日々勇太朗

相場見通し

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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